モーターはバテる!
モーターには、「伸び」「行き足」「出足」「回り足」といった評価項目が一般的だが、もう一つ付け加えたい項目がある。
それは、「スタミナ」である。
モーターは生き物だから、「スタミナという概念があってもいいのでは?」と最近考えている。
競艇選手の岡村仁さんが運営しているYouTube番組、【スタディーボートレース】の
「ボートレース解体新書」というシリーズを見てヒントを得た。
舟券予想をする上で、かなり興味深い内容となっているので、是非見てほしい。
レースリプレイを見ていると、明らにバテた感じのモーターがある。
これは、引き波の無い所を走っている、先頭の艇の話ではなく、2番手以降の引き波を跨いで走っている艇の話だ。
A級の腕のある選手がターンをするごとに、後方の艇に追いつかれたり、最後の周回で競り落とされるといったシーンをよく見る。
あれは、選手の腕が悪い訳ではなく、モーター自体のポテンシャルが低い(=スタミナが無い)
と判断してもいいのではないか?
単純にターンをミスしていることもあるので、その辺りは注意深く見る必要があるが、大したミスもなくズリ下がっていたり、乗りにくそうにしていたら要注意。
そんなA級選手が人気を吸っているようなレースは大チャンス。
思わぬ高配当が飛び出すかもしれない。
逆に、3周走ってもグングンと前の艇に追いつき、ズリ下がらないモーターもある。
これは、「スタミナがある」と言ってもいいのではないか?
そんなモーターを、B級の選手が引いたら、これもチャンスと見るべき。
B級というだけで人気にはならず、オッズがそこそこ付くことがある。
枠番や進入コースにもよるが、積極的にそんな選手を狙っていってもいいかもしれない。
バテないモーター・・・
これも、エースモーターになる為の条件なのかもしれない。